ドラゴン ラン パート2
スタートして間もなく アマ側から強烈な風と波が入ってきた。10分もたたず、トップグループの選手は、米粒のようになり、自分の周りには数艇のOCとスキーが残されてレースは進んでいくのだが、あちらこちらで沈(OC-1の場合 フリ と言うらしい)し始めていた。 レースなので 声をかけるのも いかがなものかと 思うが どう見ても 危なく思い声をかける! といっても英語が分からず
OK? とだけ言うと、スキーの選手は、笑顔で、ノープロブレム!! こんな海でも平気なのか!と関心しながら先へ進むと 間もなく そのパドラーは 追いついて来てまた目の前で、沈!これは この後レース中に10回以上繰り返された! こんなに 1レースで
リエントリーすることは、国内のレースではないだろう。この辺りが海外のレースと国内のレースは決定的に違うことだろう。
こんな海では、レースしないだろう。 それが是か非かはわからないが、これが 海外の常識みたいだ。
アマ側からの波にほとほと 疲れたころ、ナインピンアイランド(第一チェックポイント)を廻航!
ここを回れば、アマサイドからの波は終わり少し楽になるだろう・・と思いふと後ろを見ると 4メートルを超えるうねりが右側から・・・
ここから後20キロほどこの中を漕ぐのかと思うと、さっきのアマサイドの波なんて かわいいものだ。 パドルレース始めて、最大の波高の中を漕ぎながら、感じたことは、レースでいつも考える 駆け引きや 作戦なんてものはなにも考えられず、ただゴールまで無事に漕ぎたいだけ・・ サバイバルなツーリングのような気分で ただ ただ 1ストロークづつ前へ進むだけだ! 本来ならばこんな波ならば、波乗りをしながらいくのだろうな!と 思いながら、自分のレベルの低さを痛感してしまう。 よく海外のレースに出た選手に話では聞いていたけど、これほど何もできないのかと・・。 これからのトレーニングに 何をつけ足せば良いか勉強になった。 しかし、なにもかもが ダメだったわけではない。 風と波に翻弄されながらも、終盤には感覚が麻痺してきたのか、最初より漕げるようになった。 ここから楽しくなるのか・・・! 思い始めたころゴールだった。 やっと終わった!と言う気持ちと、もう終ってしまった・・が 複雑に混ざっていた。 ボートを あげて しばらく ぼーっとしていたら、レース中 何度も沈してながら、漕いでいた V10にのった 選手が 声をかけてきてくれた。 何を言っているのかは 分らないが、とにかく抱き合って健闘?をたたえあった。 初対面のおっさんどうしが、抱き合えるなんて、このレースがあったからだ。 何もなければ 絶対変だ。 たぶんあいつは、”すげぇー レースだったな! また来年来いよ!! なんてことを言っていたはずだ!
レースのあと 日本から参加されたパドラーと話す時間があったが、 同じような感想を聞いた気がする。 今回は、いろんな意味で学んだレースだった。 これからはもっと日本の漕ぎバカが、参加されるだろうし、そうなって行けば アジアの漕ぎバカが、日本のレースに来てくれると思うのだが・・・将来全国のレース会場で、外国人との叩きあいが見れると、素敵じゃないでしょうか!?
そんな事を感じさせる香港Dragon Run だった。
そして 次の日は 6man(6人乗り アウトリガーカヌー)での 香港島1周レースに参加することになっていたのだが、 この時すでに 私の体力は、限界でした。
リザルトは